★イタリアレポ 2

★そしてポンペイ遺跡にロマンを馳せる。

 

 現在から約2000年前。ヴェスビオ火山の噴火によって姿を消した都市、ポンペイ。

 そのヴェスビオ火山を眺めながら、私達はポンペイへと一路向かいます。

 

  しかしポンペイ。

 本っっっっっっ当に、でかい。

 ま、都市一個分あるわけなので、ちゃんと見ようと思ったら一カ月かかると言われます。

 しかもまだ採掘中、発掘中。

 どんどん新しいものが出てきます。

 うう・・・・また脳みそが飽和し始めた・・・・


 

 当時の生活が伺い知れる調度品、お風呂、サウナ、売春宿、パン屋、バールなど、かなり綺麗に残っている物もあって凄いです。

 人も残ってます・・・・

 最初レプリカだと思って写真撮ってたんですが、実際の死体だと知ってちょっとショック状態・・・・

 一部、骨など死体から覗いてたりもして、ちょっと・・・・ちょっとなぁ・・・・な気分に。

 死んだ状況そのままに固まってますので、それぞれ色々なポーズだったりするのですが、多くは奴隷階級の人だったようです。

 繋がれているので逃げられない。

 反映した都市の残酷な一面。



 

 

  お風呂に描かれているモザイクも、見ることが出来ます。ポンペイ遺跡の中にも何カ所か壁画が残っていて、絵柄も伺うことが出来、2000年前なのに遠近法を使って描かれていたり、と吃驚です。

 これは一度発見された技法が失われたことを意味するんですよね。

 1200年前くらいの宗教画は遠近法が使われておらず、のっぺりとした平坦な世界。遠近法を用いて絵画が描かれたのは1300年以降。

 なのにそれよりも遥かに古い2000年前という時代に、もう既に遠近法を用いた壁画が残されてる。

 

 ミッシングピースだ。

 

 これはきっと芸術のミッシングピースだ。

 

  ポンペイではローマ字の紀元となったと言われる文字も、見ることが出来ます。

 その造形とか見てるとファンタジー色をくすぐられるというか、わくわくします。

 

  が。

 

  いかんせん、何処を見ても石なんですよ!!!!!

 当たり前何ですけど。

 けど一時間も見ていたら、何だかどれも一緒に見えてきてしまって、ちょっと飽きてきちゃったモード。死

 いや、多分好きな人はたまらない!と思うんですが・・・・悠久のとき、みたいなロマンチシズムは私の中に根付いていなかったようで・・・・

 

  でもきちんと勉強はしようとガイドブックは購入しました★

 勉強したらまた違って見えるかしらん?

 ・・・・・・・・無理か。

 

  けど肌で歴史を感じるというか、当時の生活を感じるというか。空気?

 ポンペイはそうゆう場所です。

 2000年前、ここに大勢の人が暮らしていたんだろうなぁ、というのを色濃く痛感出来るというか、それでいて御伽話に紛れ込んだ、ていうか。

 

  ちなみに当時、ポンペイが発見された頃。

 時のセレブ達はポンペイ大ブームだったみたいで、ポンペイ式〜、みたいなんが一世を風靡したらしいよ★

 全くどんな感じなのか想像付かないんですけど!

 石か?石なのか?????

 

 

 


 

★そして僕らは永遠の都、ローマに辿り着く。

 

 

 全ての道はローマに通ず。

 本当かよ・・・・・・・・こんちきしょう。

 通じちゃってるんだってさ。

 だったら私は今すぐ家を飛び出して歩き出すぞ!て、島国だから海にぶち当たるじゃないか!!!!!

 嘘吐き!

 

 ・・・・なんにせよ、永遠の都の名前は伊達じゃない、ていうのをビシビシ感じさせてくれる街。

 それがローマ。

 ローマですよ。

 

 まず私達はコロッセオに!

 古代ローマの中枢だったフォロ・ロマーノを車窓から眺めながら、コロッセオに!

 私知らなかったのですが、コロッセオの前に凱旋門があるんですよ!パリの凱旋門は、これがモデル、というか世界にある凱旋門の一番最初が、ここにある凱旋門です。

 これまた白い大理石で作られた重厚で芸術性の高い代物で、彫刻は繊細、精緻。


 凱旋門とコロッセオを一緒に写真に収めることも可能ですので、良い写真ポイントを見つけていただきたい!笑

 

 コロッセオは紀元80年頃に作られた建造物。

 ローマ皇帝ネロによって地に落ちた皇帝人気を向上しようと、時の皇帝ヴェスパシアヌスが市民の娯楽施設として建設しました。

 外周527b、高さが48.5b、排水施設、地下道など最新設備を兼ね備え、約五万人収容可能な一大娯楽施設!

 支持率最低でもこんな建築物が造れてしまう、当時のローマの繁栄っぷりを想像すると凄いものがあります・・・・

 ちなみにコロッセオを建設するために用いられたのが有料トイレ制度。

 そこでお金を徴収して、そのお金でコロッセオを建設しました。今現在、有料トイレの文化があるのはこの時代の名残で、ローマの支配下だったということが解ります。

 今現在有料なのはトイレの掃除や管理のためですが、最初の目的は建築費用だったんですね。

 結構非難多かったみたいですけど・・・・・

  

  今でこそ価値を見出され、保護されているコロッセオですが、なんとその歴史的価値が認められたのは19世紀末!

 その間にコロッセオに使用されていた大理石が建築材として持ち出されたり、兵器を造る為にコロッセオの石を止めている金属を取り出されたり、など荒廃しました。

 なんだか凄い話だよね〜

 

  ちなみにコロッセオはレゴみたいに造られているんですよ!

 石にポコポコ穴をあけて、そこにポコポコ突起を付けた石を差し込む。

 それを繰り返して積み上げてあるのです!

 コロッセオ内部では、崩れた所からその穴も確認出来ますので、チェックです!!!!

 最初その穴が何だか解らなくて、勝手にぺたぺた触ってたんですが(見るところが何だか違うのね・・・・ガイドさん無視か・・・・)解って納得。そして吃驚。

 

 コロッセオ。

 外部も内部もテレビやなんかでよく特集をしているので知ってるとは思うのですが、実際に見るとその大きさや迫力、天蓋を張る装置や、その当時の驚くほど発達した技術や、残酷な仕組みなど、興味は尽きません。

 ・・・・・・・・・が。

 前日のポンペイですっかり石に脳みそが感心を示さなくなっていたので、「・・・・ああ、ポンペイね・・・・」みたいな状態に!

 どれ見ても、石なんだもん。

 

 ということで、ここも後でしっかり勉強しようとガイドブックを購入しました・・・・

 

  後で絵葉書も購入したのですが、夜ライトアップされたコロッセオの葉書でとても美しいです。

 中を見るほど興味がない、て人は夜のコロッセオとか見に行ってもいいのではないでしょうか?

 かっちょいいよ!

 けど、出来るなら是非中も見て欲しい!

 科学が発展していなかった時代の工夫と技術。

 どこまでも残酷になれる人間の好奇心。

 建築美、という点でも美しいと思うのだけど。

 

  ちなみに円形闘技場。

 イタリア全土にちょこちょこ残っていまして(一番大きい物は勿論、このローマのコロッセオですが)中にはナポレオンの造ったコロッセオ、なんかも存在します。

 ナポレオンはコロッセオ内に水をはって、船同士で戦わせたりしたらしいですよ!

 超権力!!!!!!ていうか・・・・・・・・アホか!!!!!!!!と心の底から思わないでもない。

 そんなことしてるから嫁に愛想尽かされるんだよ!(余計なお世話)

 各地のコロッセオも勿論観光可能なので、興味があったらどうぞ〜(各地コロッセオツアー)

 

  

 

  コロッセオを後にして、僕たちはトレビの泉へ。

 トレビの泉もテレビなんかで腐るほど見てきたけど、実物・・・・でかっ!!!!!!!!

 ちょっと吃驚しました。

 トレビの泉も夜ライトアップされてるので、それも見てみたいなぁ。ちなみにトレビの泉はヴィルゴ水道改修記念に建てられた噴水で、バロック様式の彫刻が特徴。

 ポセイドンと躍動感あふれるシーホースが大迫力だったりします。

 勿論コインを投げ込んで、またローマに来れることをお祈り。 


 

 

 そしてスペイン広場へと。

 スペイン広場は階段の下から見上げる方が美しいと思います!けどサンセット時は上から夕日を眺めるのが超絶景。

 かなり長い階段ですが、しんどい人にはエレベーターもありますので使ってください。

 私も妹も階段大好きなので駆け上がってしまいましたが・・・・ちなみに階段の上にはエジプトのオベリスクとトリニタ・デイ・モンティ教会があります。

 『ローマの休日』気分で上から降りてみてください(笑)


 

★そしてヴァチカン市国へ!!!!!!!!

  

  このツアーを選んだ理由の一つ、ヴァチカン観光があること。(後はベネチアと青の洞窟)

 わっくわくです。

 だってミケさん祭りだから!!!!!!!!

 (ヴァチカンの間違ったイメージ)

 

 まぁ此処にはミケさんの『最後の審判』と『アダムの創造』そしてミケさん初の彫刻である『ピエタ』など、ミケさん作品がいっぱいあるのです!

 

  ヴァチカン博物館はラファエロの間とかあって、見所たっぷりですよ!けど全長は7キロくらいあるので、一日で回るのは至難の業。

 時間別にコースが決まってますので、自分の余裕を考えて回ってみてください。

 前衛芸術である、ついこないだ完成したばかりの新しい入り口から入り、中庭へと。


  でっかい松ぼっくりのブロンズ彫刻に圧倒されながら(結構見るんですけど・・・・アレ、何?????どうゆう意味があるの?)有名なラオコーンの彫刻を鑑賞。発見時、腕がなかったのでミケさんが想像で腕を付けたのだけど、後々折れた腕発見。

 くっつけてみたら全然違ってた、というミケさん的にアイタタタ、な作品。

 今は折れた腕をくっつけてあります。ミケさんのつけた腕バージョンは彫刻の説明の部分に写真で載ってますので見てみてね。

 正直・・・・バランス的にミケさんの方がいい気がするんだけど・・・・(ミケ贔屓)


 

 そして同じく有名なベルヴェデーレのアポロンも眺める。ずっと美の基準とされてた作品だったのですが、実は前4世紀にアッティカの彫刻家が制作したブロンズ像をローマ時代にコピーしたものであることが解ってソレ以来美の基準はミケさんのダヴィデ像へと譲られちゃった作品。

 コピーだって何だっていいと思うんですけど・・・・・

 なんだ?そのオリジナリティに何処までもストイックな感は・・・・・・・・

 

 ウフィッツィ美術館もそうだったんだけど、作品が多すぎる+壁、床、天井、柱、視界に入る全ての個所に何らかの見所があって、脳みそはいっぱいいっはい。

 

 有名所と言えば、此処でコスタンティーナの石棺も見ることが出来ます。

 斑石で作られた巨大な石棺(なんと高さが2.25b!)コンスタンティヌス帝の娘のために制作されたもので、生命を象徴する『ブドウの収穫』のシーンが彫られてます。

 物凄い綺麗な作品ではあるんですが、こんな中に入れらて埋葬されたくないなぁ、と・・・・・・

 て、埋葬しないんですかね??????

 結構ヴァチカン内、棺がガンガン置いてあるんですけど(勿論中身は入ってないだろうけど・・・・)これって芸術性が高いから?なんなの?

 ・・・・・・・・・・・・わからん・・・・・・・・・

 

  タペストリーの間では、古代のイタリアの地図などが描かれたタペストリーが見れます。

 が、これがとても精緻なんですよ!

 古代なのに、ここまで正確に地図を描けるのかと。測量したんだね・・・・凄いね・・・・と、またまた古代の技術力に感服。

 後、かなれ昔の物なのに、色が綺麗!

 イタリアはやっぱり乾燥してるのですね・・・・

 日本でこの色彩を残そうと思ったら完全密封するしかないもんなぁ・・・・・・・・

 タペストリーの間は、地図の間と宗教画の間に別れているので両方じっくり鑑賞してください。

 コレが織物か!と思わず唸ってしまう程の作品がずらり、ですよ!!!!

 ちなみにタペストリーは修道女が作成するものだったらしくて、今もその文化は残っております。

 ちなみにタペストリーの修復とかもヴァチカンの指示で修道女の方が行っているそうです。

 気が遠くなりそう・・・・・・・・・・

 

 

 そしてミケさんの傑作『最後の審判』へ!

 システィーナ礼拝堂ですよ!

 シクストゥス4世が個人礼拝堂として作った場所。

 そこにユリウス2世、パウルス3世の命を受けてミケさんが嫌々描いた傑作です!

 壁画を描く環境としては湿気も多く、天井も高く、最悪な環境で当初ミケさんは断るのですが、結局引き受けてしまいます。

 で、四年間で描きしあげちゃうのですよ・・・・

 あの、『最後の審判』を!

 仕事早いな!ミケさん!!!!!

 天井画の方は5年。天井画の見事さに『神の如きミケランジェロ』と絶賛された作品群です!

 しかしキリスト教の総本山にして、『神の如き』という形容詞、て・・・・不遜じゃないの?????とかおもっちゃうんだけど。ま、いいか。

   

  『最後の審判』

 とにかく大きいです!

 壁一面だしね。

 ミケさんらしい超マッチョなキリストを中心に天国と地獄を描いているのだけれど、天国は天国で幸せそうでなく、甦った聖人達は死んだ時の姿のまま。

 拷問を受けて死んだ者は、拷問で剥がれた皮をぶら下げたまま、など、一筋縄に天国と地獄を描いていないのが興味深い作品。

 キリストの横のマリアはその景色に目を背け、審判の残酷さを物語っています。

 ちなみにこの剥がれた皮がミケさん的自画像。

 ・・・・・・・・ミケさん・・・・・・・・・

 

 ちなみに400人近い人物が蠢いている様を描いたこの巨大な作品。

 壁一面を使うので、前にここに描かれていたペルジーノが描いた絵と、ミケさん自体が1512年に制作した絵を壊さなければなりませんでした。

 自分の作品と、敬意を表していた作品を壊さなければならなかったことも制作を渋った要因でありましょう・・・・・

 てか、同じ場所に二回もかかせんなよ!てことかと・・・・一回目苦労したから嫌だったんだろうなぁミケさん・・・・・・・

 

  

 「裸が多すぎる!」「金がかかりすぎる!」「教皇の礼拝室にふさわしくない!」「居酒屋向きの作品だ!」時の儀典長ビアージョ・ダ・チェゼナが毎日の様にミケさんに嫌味を言いに来るのでミケさんは仕返しの為に、地獄絵図の部分に彼の肖像を描き、男性器に蛇を噛み付かせ嘲るというとんでも大人げゼロな仕返しをします・・・・

 批評されたからって・・・・

 嫌味を言われたからって・・・・・・

 ミケさん・・・・・・・・・

 

 私的にはミケさんの人間性の詰まった作品だと思います!!!!!!

 絶対性格悪かったよね!!!!!!!!

 

 そして天井画。

 ミケさんの他にも、ボッティチェッリやギルランダイオなど、草創たるメンバーで描かれた聖書絵巻。

 最後の審判から視線を上にずらして、ぐるりと一周。全部で27の区画に別れている天井画は、それぞれ聖書の一部分を描いていて、壮観。

 ずっと見ていたいです。

 だけどずっと見てたら、きっと頭おかしくなる・・・・。

  

  フラッシュさえたかなかったら写真撮影も可能なのですが、何度注意をしてもパシャパシャパシャパシャ。本気で死ねば良い、て思いました・・・・。

 自分たちが作品を傷つけている、ていう危機感はないの?ていう観光客のマナーの悪さ。

 絵が灼けてしまうのではないか、と不安になります。本当に。

 あまり酷いようだったら、カメラ持ち込み禁止にしたらいいのに。なんだか何処に行っても観光客の態度が気になってしまう私・・・・

 ううう。

  

 

 ★ そして私達はサン・ピエトロ大聖堂へ。

  

 ここで私の脳みそは溶けきりました。

 あまりにも美しすぎる!!!!!!!!!

 これがキリスト総本山!

 これが世界最大の宗教的建造物!

 聖ペテロの墓を封印する為だけに、ただそれだけに作られたこの一大建築物。

 完成するまでに実に18人の教皇と、12人の建築家の手を経て。

 最終的にミケさんがクーポラ制作を指示して今の形へと完成を見るこの美しすぎる荘厳な建物。

 

  ミケさんのクーポラとペテロの墓を繋げて見ることが出来るように、と制作されたベルニーニの『ブロンズの天蓋』。

 29bにもなる高さのプロンズ作品。その柱は捩れて、自然と視線を上にむかわし、天国を表すクーポラのモザイクの青と金の光を受けて、そのままランタンの頂にある神の姿へと自然に導かれていく。


  

 ブロンズの天蓋の正面には、同じくベルニーニ作の『栄光の司教座』が金色に輝くステンドグラスに浮かされるように存在する。

 幾十の天使、神々しい後光、そして御使いである鳩。

 あまりに凄くて、駄目だ・・・・泣いてしまう!

 ここに住めるなら、そりゃ法王も皆目指すよ!(違う)けど本気で思った。

 流石キリスト教総本山!

 もういろんな所見て、少しずつ免疫が出来てきてる筈なのに、そんなもの一切吹っ飛ばして。

 私の頭痛はピークに達しました。

 頭も痛いし、目頭も熱くなって痛いし、けど目を閉じることも出来ないし。少しでも見ておかなければ!ていう。溶けた脳みそだけど、少しでも記憶しないと!

 いやぁ・・・・上手く説明なんか出来ないんだけど。

 はははははははははは。

 

 そしてミケさんのいちびった『ピエタ』を鑑賞。

 ミケさんの十代の作品で、初彫刻。

 調子こいてたミケさんはマリアの胸元に自分のサインを彫り込んでしまっています。(ミケが彫刻にサインを残してるのはコレのみ!若かったんだね!いちびってたんだね!ミケさん!)

 けど、いちびるよ・・・・あんなん作れちゃったら。ていう、大理石の白くて柔らかい色合いに、ピエタ本来の哀愁と慈愛。神々しいまでの作品です。

 溜め息。

 ミケ、ダヴィデ像とか代表作はいっはいあるけど、彫刻では私ピエタが一番好きかもしれない。

 

 ジャーナリストであるオラーツィオ・ペトロジッロはこの寺院の内部を『まるで天国を絵画で表したかのよう』と表現しました。

 そしてスタンダールは『このような物を生み出した宗教を崇拝しないわけにはいかないだろう』と言っています。

 そしてそれを納得させるだけの、サン・ピエトロ大聖堂の底力。

 改宗してしまいそう!!!!!!!!

 

  ごてごてしいと言えば、ごてごてしいのです。

 何処までも派手なのたけど、金色と青色の造り出す調和と、白の大理石、夥しい量の絵画と彫刻、所狭しと掲げられた宗教色。

 泣けてしまう。

 本当に。

 

  ここで感動しなかったら、一体全体何処で何を見て感動するの????????

 ああ!また見たい!

 浸りたい!

 やばい!!!!!!!!

 

 

 完全脳みそ飽和状態。

 今ならいとも簡単に詐欺にひっかかるだろう状態でふらふら。

 しかし自由時間を戴いたので、私達は残りのイタリア滞在を満喫するべく、ローマの街を彷徨ったのでした。 

 といっても歩いて行ける距離なので近場となりますが・・・・ということでサンタンジェロ城を見に行きました!

 中はミュージアムになっているのですが、並んでる時間はないので外から外観を眺めるだけでしたが・・・・

 お城を繋ぐ橋の上に並んだ彫刻群は、ブロンズの天蓋の作者であるベルニーニの作品なので、鑑賞しておきましょう!

  

  そしてローマの街をジェラート食べたりしながらフラフラ散策。

 街をただ歩くだけでも楽しい。

 そんな素敵な街であります。

 

 

★そういえばジェラート話。てか食べ物話

 

 なんだか毎日のように食べてました・・・・

 最初のミラノ以外、必ず食べるようにしていたのですが(笑)いや、美味しいです。

 日本の物に比べて軽い気がします。

 甘いものは極端に甘い、とガイドブックにも載っていたので食べるものは基本的にシャーベット系や、あっさりした物を中心に食べていたのですが、絶対にお勧めされるピスタチオをメインに、僕はティラミスが美味しかったです!

 ティラミスそのままの味で。

 また食べたいなぁ・・・・・・・・

 結構読み方が解らなくて、読んでも何味?????みたいなことも多くて、若干ロシアンルーレットみたいな感じになってましたが。特に後半。

 でもどれ食べても美味しかったですよ。

 最後にチョコレートに挑戦したんですが・・・・これは濃かった!こってりしっかり甘い!

 好きな人はたまらないと思います。

  

  食べ物はどれも美味しかったです!

 量は旅行会社が考えてくれているのか、どれも丁度な量で良かったです。

 きっちり食べきって、満腹で苦しい〜みたいなことにもならず、幸せ。

 しかしレストランでもキスされた・・・・

 チップか?

 ま、ここのおっちゃんは楽しかったから良いか。

 

 ただ、野菜が極端に少ない!!!!!!

 向こうはサラダを食べる習慣が殆どないためか、野菜は付け合わせの物のみ!みたいなことに!

 食物繊維!足りてませんよ!!!!!!!

 トマトか?トマトで補えると信じてるのか??????

 問い詰めたくなります。

 

 チーズは好きなので(といっても癖の強いものは却下ですが)そこらへんは美味しくいただけました。

 そして相変わらず貧乏舌なので、トリュフが美味く感じない・・・・てか不味いよ!臭い!!!!!

 チーズに入ってるのがあったんですが「・・・・・美味しくないなぁ・・・・・・」とか思いながら試食しました。

 一番美味しいチーズはプロセスチーズだと固く信じているからな!

  

 

★ということで

  

 8日間。

 あっと言う間でありました。

 けど、また行きたいし、書いてる途中で書きたいことも増えてきたりしたんですけど。

 イタリア人マザコン説とか。

 掃除は毎日、窓拭きもかかさず!とか。

 イタリア人お洒落!とか。

 

  とりあえず、リベンジはローマとヴェネツィア。

 絶対また行きたい場所です。

 てか、ローマじゃなくてヴァチカンな・・・・

 安いツアーで15万くらいのあるんだけど(飛行機とホテルのみついてる奴)本当にそれでも全然構わないんだよね。

 

  また行きたい!

 

  ということで、なんだか予定よりも大幅アップしてしまった旅行記です・・・・

 しかし学生時代(美術科)を思い出す場面も多々ありました。習ったなぁ・・・・みたいな。

 いや、私も年を取ったな!

 

  う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・・・・・

 



以上、イタリアレポでした〜★