京都に行こう since 09 10 28

 

京都人と大阪人のハーフの僕は、京都が大好きで大嫌いです。
日本人の僕は、この国が大好きで大嫌いです。そうゆうことだ。

 
さて、10月と言えば祖父の墓参り。そうゆうわけで、なんだかんだ言っては京都に行ってついでに色々お寺観光とかするんですけど、どの寺を回ったのか分からなくなるので(死)こうしてレポとして書いておこう、と。そうゆう試み。
京都好きな人、とか 観光しようと思ってる人、とか なんかの足しになったらいいなぁ。

 

墓参りは 西本願寺→大谷さんのコース。
大谷さんからずっと上がると、清水寺に出ますが今回は京大の方へと向かうことにしました。
(しかし西本願寺の生け花センスは相変わらず壊滅的。なんだアレ??世界遺産だから、て舐めんな!)

 

京大キャンパス内に、新しくフレンチが出来たそうなので そこを目当てに。
父の学生時代の話とかを聴きながら、変わってしまった場所、変わらない場所などを散策。
フレンチは、正門入って真っ直ぐ、右手にあります。
お店のデザインは少し敷居が高い?といった風情ですけど、値段はリーズナブルです。
1500円コースランチと、2500円コースランチがありますが今回は1500円コースをいただきました。

 
お味は少し濃いかなぁ…??けど美味しかったです。
雰囲気も良いので、また利用したいと思います(なかなか行かないけどね)

 

京大の正門を出ると、すぐ鳥居があり吉田神社に続きます。

吉田神社は節分時期に参拝客が溢れかえることで有名な神社です。ちなみに、ここを参拝すると全国の神社を全て参拝したのと同じご利益があるとかいう とんでも神社だったりしますが…
今回の目的は吉田神社ではないので、軽く突っ切って(ヲイ)どんどん上って真如堂へ向かいます。

 
真如堂も目当てではなかったんですけど、せっかくだから、で寄ってみました。

 
真如堂は比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。
当時、女人禁制が当たり前だったお寺ですが、ここのお寺の阿弥陀如来は女性の為のもので庶民、女性から深い信仰を集めました。
頷き弥陀とも呼ばれています。
これの逸話は慈覚大師円仁が入唐求法の旅より帰国した後、霊木で如来像を彫られた時
「比叡山の修行者の本尊になりたまえ」と言うと 如来が首を三度横に振り拒絶の意を示したので
「それでは京の都に下って一生衆生を導き、中でも女性を御救いください」と言うと 今度は三度頷いたというものです。

だからこそ、女性の信仰を集めたのですね。

 
そしてここはお庭が素晴らしい!!
涅槃の庭と呼ばれる庭園は東山(大文字の送り火の山です)をバックに、石を涅槃図に見立てて設置された庭園ですが、東山も涅槃を表した山ですので、二重の涅槃を眺めることが出来ます。
そして今は、背景に建つ建物から景観を守るために粋な植木屋さんが生垣をこれまた涅槃の形に刈り込んでいますので、三重の涅槃を眺めることが出来るのです。

素敵。

  

         

紅葉にも早く、平日だったので人もあまりおらず、とてものんびりとお庭を満喫できたのですが、真如堂は他にも素晴らしい襖絵や、衝立があります。
特に部屋それぞれに四季を表した襖絵は素晴らしい。
色がかなり鮮明に残っているのと、本当に近くまで閲覧させてくれます。
こんな間近にいいんですか??というレベルで。 

ちなみにご本尊の阿弥陀如来は普段見ることが叶いませんが、11月中ごろに公開されます。そして15日を結願とします。この日には赤飯が振る舞われ、それを食べるとボケたり、下の世話などで迷惑をかけずに死ねる、という…確かに大事だけど…というご利益があります… 
まあ、パンフレットを見る限り紅葉の真如堂はとても美しいので、そのついでに行かれるのもアリかもしれません。

  

そしてそのまま更に登って下って(笑)
哲学の道へ。

ところで哲学の道、て本当 柵も何もないじゃないですか。
で、夜とかあそこ真っ暗じゃないですか。
酔ってたりしたら、嵌りませんかね??心配になります。 

しかし暫く来ないうちに、ここも随分と色んなお店とか出来ててちょっと吃驚。
また時間のある時にのんびり散策するのも良いですね。

 
で、目指すのは銀閣寺なんですけど…今工事してるんですって…
残念。ただでさえみすぼらしい銀閣寺が更にみすぼらしく!!とか思ったんですけど、意外とそこまで改修してなかったので見ることが出来ました。

まあ、銀閣寺は寺がメインではなく庭がメインのお寺ですからね。

白砂の銀沙灘と向月台は相変わらず美しかった!!
ところで、白砂で富士山を表した向月台ですが、この頂上部分に月を反射させることが出来るらしいですが
(明りのない時代、その月を銀閣寺の中から眺めて月見をしたそうですが)いや…無理では…

どれだけ暗かったら可能なの…??本当に…??? 


      

しかし流石に銀閣寺は人が凄かったので、流されるように進みます。
人が全然いなかったら、小一時間この庭を眺めて過ごしたいところですが。まあ、それは贅沢ですね。真如堂でのんびりしすぎた所為もあるけど(死)
昔はなかった!(父談)という展望台を登り、眼下に銀閣寺、庭をおさめると本当に美しい。
惜しむらくは紅葉の時期には少し早いということ。
これで紅葉が満開(満開とは言わんな…なんていうんだろう?)だったら、本当に絶景。 


  

↑(左)展望台より (中央)逆光で屋根が光って平らに見える (右)紅葉は今こんな感じ



そう、絶景。

ということで、再び哲学の道に出て、今度は南禅寺へ。
南禅寺は歌舞伎の演目で、石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と唄った山門のあるお寺。
というより、臨済宗南禅寺派大本山だったりするけど、上記の歌舞伎演目しかよく知らんかったりする…
ダメだ〜

行ってみると、ちょうど山門の特別公開をやってたんので今なら登ることが可能。
「絶景かな、絶景かな」と言ってきてください。当然、僕も言うし。
登るだけでなく、山門の中にある宝物とかも見れたので良かった。登るだけで500円は高いよね。
南禅寺の中を見ても良かったのだけど、大分冷えてきたのともう時間があまりなかったので今回は山門だけ見て帰ることにしました。


南禅寺も紅葉がいっぱい植えてあるので、きっととても美しいでしょう。
後、二週間だな…

 

とりあえず、これで(ランチ入れて)五時間くらいのコース。
結構満喫。 

交通はバスの京大正門前で下車です。
そこからは、のんびり歩いて行けるコースですよ★


今回はカメラを忘れたので、写真が写メ…ううん;;;